愛言葉
俺がこの二年間どんな気持で書いてきたか、雫、分かる?
辛いよ、君がいないのに、君との幸せだったときを綴るんだよ。
一緒にいて欲しかったのに、なんてただのエゴだ。
「花だって、家だって、君を待ってるんだ。」
誰に話しかけているのかも分からない。
それでも言葉を零さずにはいられない。
「ねぇ、いつになったらさ、俺のものに君はなってくれるの?」
「いつ、俺は君をあきらめればいいの?」
あきらめるなんて、なんて無謀な言葉だと。
待っている時間に痛いほど思い知らされた。
だからさ、もう、止めにして。
