【完】結婚させられました!?
ふと、その背中を見つめていると、そう
言いながら翼君が隣に座ってきて。
何かを探るように、すう、と目を細めて
、私を見つめた。
その視線に、思わずたじろいでしまいそ
うになる。
「───……ねえ、心優ちゃんさ、単刀
直入に訊くけど」
「う、うん……」
「音夜のこと、どう思ってんの?」
それは、本当に単刀直入で。
一番解答に困ってしまうような───そ
れどころか、自分でもわかっていないよ
うな質問をされて。
「音夜に聞いたけど、心優ちゃん、彼氏
が居るんだろ?」
「……」
「その彼氏が、好き?」
「好きです」
何の迷いもなく、答えた。迷うことなん
てなかった。躊躇いも必要ない。