【完】結婚させられました!?
本当はいっぱい居るくせにさ、と裕太君
は笑う。
昔からそうだった。
浮いてる子とかほっとけなくて、いつの
間にかその子をクラスに溶け込ませて。
「俺ら、音夜が大好きなんだ」
照れたように、だけどはっきりと笑う二
人に、頬が緩む。
私だって───
「私だって、大好きですよ」
ずっと頼れる幼なじみだったし、その背
中を頼ってきたから。
でもね。
「でもそれは、"恋愛感情"じゃない。強
いて言うなら"友愛"か、"家族愛"」
きっとそこから、飛び出すことはない。
そんな私の言葉を聞いて、二人はすごく
切なそうに笑った。