【完】結婚させられました!?
「だって、なんか怖いんだもん……っ!
音夜君と話すのは楽しいけど、今までそ
んな風に見たことなかった……ねえ、ダ
メなの?」
何かを必死で訴えるように俺を見上げた
心優に、思わず息を呑む。
こういう時に限って、こいつはいつも綺
麗で儚くて。
俺の目を容易く奪っていくんだ。
「ただの幼なじみじゃ…、ダメなの?」
───……んだよ、それ。
ただの幼なじみ?なにいってんの?そん
なの───
「無理だよ……だってもう、こんなにも
好きなんだよ」
心優が好きで、好きで、たまらない。
誰にも渡したくない。ただの幼なじみに
なんて今さら見えるかよ。
「お前……俺がいつからお前を好きだと
思ってんだよ」
「───……え」