【完】結婚させられました!?
ちょっと拍子抜けしたような心優の声。
俺はそんな心優の肩を掴み、心優にもた
れ掛かるようにして、心優の額に自分の
額をくっ付けた。
それから、はぁ、と息をもらす。
「もう───……ずっとだぞ?」
ずっと、お前がすきなんだよ。
お前と約束したあの日から、他の女が入
り込む余地だってなくて。
ただ、お前をこの手で幸せにすることだ
けを考えてるんだよ。
「本当に……忘れたのかよ」
「……お、音夜君……?」
もしも。
心優があの日の口約束をまだ、覚えてい
たら何かが変わっていたのか、なんて。
そんな風に思っては、やるせなさに襲わ
れる。
「心優が怖いとか、そんなの知らない。
てか、もうただの幼なじみじゃ無理」