優等生なキミの危険な誘惑


よく見てみると、
整った綺麗な顔してるなぁ…。




それに、告白なんてはじめてされたからすっごい嬉しい。





……よし!


わたし、決めた!





「…わたしでよければ、ぜひお付き合いさせてください」



「え、ほんとに!?いいの!?」



「はい…」




やった!と、頬を薄い赤に染めながら彼は得意げな笑みをわたしに向けた。




そんな姿に安心するような柔らかい気持ちになって、自然と頬が緩む。






――いつも通り図書室に来ただけなのに、
まさか、告白されるなんて思わなかった…。






わたし、佐々木菜奈15歳。






高校1年生になって、

初めての彼氏ができましたっ!












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