優等生なキミの危険な誘惑
*恋愛初心者
「―――という事が、
今日の放課後に起こったんだ〜」
えへへと、頬をゆるっゆるにしながら凛ちゃんに全てを話した。
その話を聞いた凛ちゃんは、顔から血の気が引いたような顔で、突然わたしに掴みかかってきた。
ガシッ
「えっ、な…なに?」
「そいつの名前なんて言うの!?」
い、いきなりなにっ!??
「いいから答えてッ!!」
「し…篠原、雄二…デス」
なんだか、凛ちゃんに鬼気迫るものを感じながらも。
わたしは、
正直に彼の名前を口に出していた。