そんなあなたは先生でした…(下)

それからは毎日のようにクリスさんに催促をされる。

“陽の前から消えろ”
“邪魔者”
“いらない”
“どっかにいなくなれ”
“消えろ”
“早く別れて”
“陽を解放しろ”


など。


あたしは黙って聞く。


誰かに言ったところで変わらないだろうし、もし変な行動を取られて知れ渡ってしまっては陽に迷惑をかけてしまうから。


ここは耐えるしかない。






雨は更にどしゃぶりになっていく。








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