そんなあなたは先生でした…(下)

それに、今日も机の中には紙が入っていた。


“別れてよ”
“迷惑なの”
“消えて”
“いつまでいるの”


クリスさんからの嫌がらせだ。


あたしは黙ってポケットに入れる。


「礼ちゃんは、クリス先生と陽先生の噂についてどう思う?」


何も知らない舞花ちゃんからの話にも、少し苛つきを覚える。


「どうだろうね?」


「私はお似合いだと思うなぁ。
だって美男美女だしさぁ…」


やめて、


聞きたくないよ。


あたしはとっさに耳を塞いでしまった。


「なぁ、宇野。
ここの解き方わかる?」


ナイスタイミングで恭哉くんが話しかけてきた。



「うん、ここは………」



舞花ちゃんは顔を赤らめて教えている。



二人はあたしが知らぬ間にメアドを交換したりして仲良くなっているようだ。




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