そんなあなたは先生でした…(下)
「どなた様でございますか?」
誰?
え、何?
この金髪でワックスで髪盛りMAXな
いかにも女好きそうなチャラ男くんは
一体………
「礼、俺だよ俺、俺!!!」
新手のオレオレ詐欺!?
「礼、もしかして本当にわからない?
陽ですよ、佐伯陽でございます」
陽の声がチャラ男から聞こえた。
「よ、陽!?」
「やっと気づいた。
花火行こっか」
そう言って手を差し出してきた。
「でも、バレたらっ」
バレたらどうすんの……
「そのために変装したんだけどなあー。
だから、ちょっと遅れちゃった。
ごめん」
あたしを抱き締めた。
あ、陽だ。
本当にこのチャラ男が陽なんだ。