そんなあなたは先生でした…(下)

「陽、助けて」
「陽さん、助けて」


奏と麗華が付き合い始めた高3始め。

二人して俺にお願いしてきた。


「何が?」

「「勉強!!!」」


あ、なるほどね。

二人は言うのもあれだけど、クラスで1、2を競うバカ。

「お願い!!!
毎日お昼奢るから」

「お願いします!!!
毎日マッサージしますから」


親友に頭を下げられれば拒否できないわけで……



その日の放課後からみっちり勉強をすることになった。





< 24 / 361 >

この作品をシェア

pagetop