そんなあなたは先生でした…(下)
翌日、俺は部活のため学校に行った。
バスケ部の副部長をしている。
「きゃー、佐伯くんよっ」
「きゃー、奏くんもっ」
奏もバスケ部だった。
ちなみに麗華は
「マネージャー、タオル下さい!!!」
そう、バスケ部のマネージャー。
マネージャーは麗華しかいないからなのかかなり人気。
いつもタオルとか差し入れとか、行列ができている。
「あのっ、奏くんこれっ!!!」
女の子が差し入れを渡した。
「俺にっ?
陽さんじゃなくて俺?」
「は、はいっ!!!」
「うわ、嬉しい!!!
ありがとな……えっと、、名前は……」
「美咲ですっ」
「美咲ちゃん、せんきゅーなっ」
奏は満面の笑みだ。
美咲という女は奏の笑顔に顔を真っ赤にして去っていった。
「そんな嬉しいの?」
奏に尋ねると、
「陽さんはわからないかもしれないですけど、俺はすんごく嬉しいんすよ。
こうやって応援してくれる子がいると頑張らなきゃって思いません?」
「ふーん…」
「陽さんはモテすぎるから」
いやいや、お前のほうがモテるだろ。
麗華いるのに告られてるし、
1週間に10人は告りにきてるじゃん。
「俺、モテないから」
「はぁ!?」
「だってお前みたいに告られたことないし。第一、好きな子もいないし」
「嘘だろ!!」
奏は信じらんないという顔。