【完】1mの距離
 学校に着くと、美佳の靴箱に手紙が入っていた。


 ”昼休み、体育館倉庫に来てください。”


 やっぱり、ラブレターだろうか?


 美佳が告られたことは、俺の知るかぎりでは無かったけど、かわいいし、そんなことだってやっぱりあるだろう。


 彼氏だっていないんだし、告白されたら付き合うかもしれない。


 そう考えると、昼休みが一生来なけりゃいいのに。と思ってしまう。


 だったら、俺から告ればいいのに、その勇気すらない。
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