恋愛指導は秘密のくちづけで
2時間程度の発表会は無事終了し、入口に立って先生方を見送った。


その中に塚越先生の姿もあった。


「柏葉さん、話しかけなくていいの?」


佐伯さんが隣でつぶやいた。


「いや、別にいいんです」


「それならいいんだけど、あの先生を見てから柏葉さん、ずっと追いかけてるように思えたから」


「気のせいですよ、気のせい」


「いいならいいんだけど。さて、片づけしよっか」


わたしは目の前にある受付のテーブルに広げられた書類を片付けはじめた。
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