恋愛指導は秘密のくちづけで
仕事が終わり、制服から着替え、通用口から外に出た。


久々にみる塚越先生は少々くたびれてはいたけれど、当時の目ヂカラは強かった。


わたしを呼ぶ声がずっと脳裏に響く。


もう会わないとばかり思っていたのに。


苦しいはずなのに、心の中ではざわついているんだろう。


バッグの中にあるメガネをかけようとした。


かける気がしなかったのでやめてバスターミナルまで走った。
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