恋愛指導は秘密のくちづけで
「柏葉さんひとりで準備したんですか」


万里くんは目をまるくしていた。


「だって皆忙しそうだったから」


「近藤さんももうちょっと早く教えてくれたらなあ、今日の授業抜け出してきたのに」


「何いってんのよ。ちゃんと授業にでなきゃ」


「月島がノートとってるんで大丈夫ですよ」


万里くんの目が少しぎらついていた。


「柏葉さん、昨日のこと」


「誰にも言ってない」
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