恋愛指導は秘密のくちづけで
小さなすりガラスが入った部屋は明かりが差していない。


ドアの鍵を開け、中のスイッチをつける。


窓がなく、天井に空調しかない真っ白な部屋には、細長いベージュ色のロッカーが女子社員分押し込められていた。


ようやく制服を脱ぎ、いつもの自分に戻る。


ロッカーの中にある小さな鏡にわたしが映る。


鎖骨より下ぐらいに昨夜の名残が刻まれていた。
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