恋愛指導は秘密のくちづけで
「やっぱ、だめか」


佐伯さんはがっかりした顔をしていた。


「あの子、S大の2回生で、ここの塾で浪人生活をして、大学入学してから現役高校生コースの担任のアルバイトやっているの。

浪人してたときは山﨑さんのクラスで、その時からけっこう口うるさかったみたい。

でもそのわりにはまじめに仕事してる。

しょっちゅういろんな職員つかまえて話しかけてる。

人なつっこいっていうか。

だから職員の皆、あだなで呼んでるよ。『ツッキー』って」
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