恋愛指導は秘密のくちづけで
かぎを開け、中に入る。


4畳ほどの広さで、棚には歴代の模擬試験の資料や研究会の資料、入塾パンフレットや各教科のテキストが並べられていた。


並べきれない保存用の資料は、床に置いたり、ダンボール箱に入れ、堆く積み重ねられていた。


ダンボール箱の上に積み重ね、ドアを閉める。


人ひとりがやっと歩ける、けもの道のようなスペースしかあいていなかった。


カーテンのない窓がひとつあり、ここだけ明るかった。


ただ、窓の下もダンボールが置いてあり、窓を開けられない状況で、空調がないので蒸し暑い。
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