溺愛マリオネット

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｢ここまでで意味わかった？｣

そう、いきなり話を切り上げた冬馬さん。

いちよう。分かってるつもり。

コクリと一回頷き続けた。


｢私の母と冬馬さんのお父さんは婚約者同士で私のお父さんは友達だった…母は章悟さんを思っていて…章悟さんは父を思っていた････ってことですか…｣


絞りように出した声はかすかに震えていた気がした。


｢そう、俺の父は男を愛したってことだ｣


世間体的に言うボーイズラブってやつ。


続きを知るのが怖くて、でも知りたくて冬馬さんにすがるような思いで話を続けてもらった。