溺愛マリオネット



「馬鹿にするのもいい加減にして下さい!」

なかなか真実を教えてくれない男についに苛立ちを隠せなくなってしまい痛む足を無理矢理立ち上がらせ部屋を出ていこうとした。


だが、足に絡みつく鎖は扉を開けたところまでしかなく冷めた笑顔を浮かべる男に部屋に引きずりこまれてしまった。


「いた…いたいです!」

手首を握る彼の腕が強すぎて折れてしまいそうな鋭い痛みが走る。
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