俺が彼女を抱けない理由



「葵。。俺。。本当はどこかでこうなる事を覚悟してたのかも知れない。。。



昔から俺は誰にも何も期待していなくて一定の距離を置いてたんだ。



俺は親父の愛人の子供って言ったよな?ずっと母親と二人で暮らしてた。でもあの人は俺のことなんて愛してなくて、あの人の心はいつも違う所にあった。


うちにいても一人でさ。。その母親に自分の方を振り向いて欲しくていろんなことをした。


でも大きな声で泣いても振り返る事もない。いい成績をとっても。。。いいタイムを出しても。。。


きっと俺という存在自体に興味がなかったんだと思う。



高校になっても俺の母親は毎日男と会ってて、家にいるのが嫌で卒業したらすぐに家をでようと思ってた。



そんなとき俺は沙希に会った。

初めは本当に最低な奴だと思ってたんだけど少しずつ惹かれていったんだ。


ただの片思いだったんだけど。。


でも俺、2年の終わりに高校辞めることになったから。。。


俺が高校を辞めた理由がどういう風になってたのかは分からないし本当のことは誰にも言うつもりなかった。



いろんな事が怖くなって俺はみんなの所から逃げた。



俺。。。



今でもまだ頭から離れない光景がある。。
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