俺が彼女を抱けない理由
「拓。。」
「・・瞬」
「体は大丈夫か?」
「あぁ。俺は全然。」
「そっか。ならいいけど」
「なぁ。。瞬」
「ん?」
「俺。。最低だよな」
「そうだな」
瞬の手が俺の肩を叩く。
変な慰め方をしてもらうより瞬の優しさが伝わった気がした。
「お前の今思ってること葵ちゃんに聞いて欲しいこと伝えてみたら?」
「・・・えっ?」
「ちゃんと話たら葵ちゃんに伝わるんじゃないの?」
「。。。。」
「じゃあな」
「あぁ」
葵に伝えたいこと。。
まだ言えてないこと。。。
俺は葵のベッドの横の椅子に座って手を握った。
「葵。。ごめんな。俺。。葵の手紙読んだよ。」
葵の頬をそっと触る。
「この声は葵に届いてる?こういう状況になるまで俺は大切な事を何一つお前に伝えてなかったよな。返事はしなくていいよ。だから聞いてて。。」
そしてまた葵の左手を両手で握った。