恋愛不安定
「…涼?」
「んじゃぁな」
と抱きしめられていた腕を放された
「涼!」
寂しそうに笑う涼
何かが変。そう直感に思った
だから
「あたしも愛してる」
と笑顔で言うと涼は顔を赤く染め
またあたしの頭に手を伸ばして
触れるだけのキスをした
「涼」
「くるみ」
「「大好き」」
そしてお互いの帰り道に足を向ける
だけどあたしは何かが不安で振り返って涼のいるはずの道行ってみた
でももう涼の姿は無かった
走って帰ったのかな
そう思って、思わせて不安を無理やり消してあたしも自分の家に向かった
これが涼との最後であった