キャバクラ探偵遥奈

ストーカー?

あっき〜
「今日はどこ行こうか
映画なんてどう?」


ここで、あっき〜は思い付いた
映画館なら暗いし、さらに恋愛物なら雰囲気抜群

るみの唇を奪うのも、たやすかろうと
もしかしたらその後、あんな事やこんな事も有りかと…


あんな事=

こんな事=


=の先は…
携帯がソフトバンクじゃないと、絵文字なので見えません?


それはさておき


るみ
「映画館ね〜
るみ、そんな気分じゃない」

あっき〜
「どうしたの?
元気ないね」

るみ
「私は夜、クラブZで働いてるでしょ
そこにね、しつこい客がいるの
毎日のように、私を指名してくる
始めは普通に話ししてたけど

君の事が好きだ、とか
愛してる、とか
外で会おうよ、とか

ほんとしつこい

私はホステス
お客を接待しているだけ
勘違いも程々にして欲しい」

あっき〜
「そぅなんだぁ〜
そういうのストーカーって言うんじゃない
刑事なんだから、自分で捕まえちゃえば」

るみ
「そうもいかないのよね
ただクラブに来て、そう言ってるだけだし
携帯教えてないから、連絡は来ないし
お店の外で待ち伏せされる事もないし
これと言って被害ない」

あっき〜
「でもちょっと、嫌な思いしてるでしょう」

るみ
「そう…
見た目は真面目で顔もイケメンなんだけど
私のタイプじゃない」

あっき〜
「るみは、あっき〜がタイプだもんね(^^ゞ」

るみ
「(^^)\(゜゜)おい!
人が真剣に困ってんだから、真面目に聞け」

あっき〜
「は〜い
あっき〜は、るみたんに何か起こらないよう
身を持ってガードするよ」

るみ
「はいはい…
頼りにしてます」

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