キャバクラ探偵遥奈
あっき〜
「ゆきちゃん
二次会もよろしくね〜」

ゆき
「…ありがと」

あっき〜
「ゆきちゃんは、お酒が嫌いみたいだけど
なんか理由あるのかな?」

ゆき
「…お父さんが死んだ
だから嫌い」

あっき〜
「お父さん、亡くしたの
まさか、お酒が原因」

ゆき
「…そう
交通事故」

あっき〜
「そうか、だからお酒は嫌いなんだ
それに
お父さんがいないから、働いているんだね」

ゆき
「…うん」

あっき〜
「大変だけど、頑張るしかないね
それから
バイク乗ってるよね
あの急坂、ほへと坂って言ったっけ
練習場って言ったよね
あれかな…
バイクレーサーになるのかな?」

ゆき
「…バイク好き
私、バイクのレーサーになる」

あっき〜
「そぅなんだぁ〜
おかげで、遭難せずに助かりました」

ゆき
「…クスッ(^_^)」

あっき〜
「また、笑われちゃった
笑うと可愛いね」

ゆき
「…あなたいい人
名前は?」

あっき〜
「名前は一度言ったけど
大吉組長って言います
あだ名は あっき〜
あっき〜でいいよ」

ゆき
「…大吉
おみくじみたい」

あっき〜
「そうだよ
ゆきちゃんは今日
おみくじで、大吉を引いたのさ(^^ゞ」

ゆき
「…フフフ(^O^)」

あっき〜
「大当たりってね」


ゆきは、あっき〜に心を開き
今現在のやるべき事について話し始めた

それは、あの ほへと坂
ほへと坂におけるバイクレースであった

鬼怒川の ほへと坂

ほへと坂の神とのバイクレース

それに勝たない事には
レーサーなど無理と
ゆきは考えていた

その
ほへと坂の神
とは一体誰なのか

そのレースは、いつやるのだろうか

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