キャバクラ探偵遥奈
   一方…


るみ
「ちょっとまずかったかな
警察のパソコンを私的に使ったの
ったく!何してやがる、あいつ

あっ!ここ、ここ
へ〜ちっちゃい店
ちょっと、驚かせてやろう」

店員
「いらっしゃいませ」

るみ
「警察です
この名刺の方おられるでしょうか」

店員
「け、警察!
何かやらかしましたか?」

るみ
「はい
女性関係で、いろいろありまして」

店員
「本当ですか
この人今度、お見合いするんですけど
な、何かやってしまったのでしょうか?」

るみ
「お見合い…
そうなんです
嘘のお見合い話をでっちあげ、女性を騙したのです」

店員
「嘘ですか、そんな事ないです
お見合いは本当にあります、来週行う予定となっております
同年齢の大変綺麗な方がお相手です」

るみ
「…?
本当にお見合いするのですか」

店員
「はいそうです
あれ?さっきも若い女性が来られて、同じ事聞いていきましたよ」

るみ
「同じ事を…
それは、どのような女性でしたか
まさか19才位で、黒髪ロングストレートで長澤まさみ似の方では?」

店員
「そうですね、そんな感じの方です
お見合い話をしたら、何も言わずに帰られました」

るみ
「遥奈さんだ…
失礼致しました
どうやら事件とは無関係のようです
安心して下さい、この名刺の方は、白です

それからこの事は内密に、誰にも言わないよう、お願いします」

< 63 / 216 >

この作品をシェア

pagetop