【完】999本のバラを君に。
翔太は、ギュッと強く、あたしを抱きしめる。
「ごめん。守れなくて、ごめん。怖かったろ? ごめんな」
「ううん……」
「ごめんな」
抱きしめる力が強くて、体が震えてるのがわかる。
「真優……ごめん」
ねぇ、翔太。
その“ごめん”の意味は……?
「ごめんな。……俺は、真優を守れる自信がない」
やだ、やだよ、翔太。
その言葉の続きを、言わないで。
「別れよう、真優」
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