【完】999本のバラを君に。
「真優ちゃん?」
あたしの顔を覗き込む悠太君。
「うん、行くよ」
「そ? 花澤さんは?」
「あたしも行くー」
「んじゃ言っとくな」
そう言って、ポンポンとあたしの頭を優しく撫でて、男子の輪へと戻っていった。
……胸が、熱くなる。
触れた手が、すごく優しくて、温かい。
このまま……
このまま、悠太君と笑い合っていけば、
いつか翔太のこと、忘れられるのかな……。
そんで、いつか、
幸せに、なれるのかな。