ごめんね。


「公園にいつまでもいても寒いし、私の家に行かない?」


「そうだな。じゃあ、お邪魔する」


「うん、行こう」


公園を出ようとしたら、大和が笑顔で手を差し出しすから

本当にあの頃のように大和の隣を歩けることを実感し、また泣きそうになりながら大和の手の上に手を置いた。


2人手を繋いで同じペースで歩く。


それだけのことで心がほんわか温かくなる。



「ねぇ、大和は今どこに住んでるの?」


「ん?今隣の県に住んでる」


「そうなんだ…」


私の職からして移動することはできない。


遠距離か…。


あの頃大和を好きでも、しようともしなかった遠距離恋愛。

きっとあの頃の私ならまたここで「やっぱり付き合うのをやめよう」と言ってたかもしれない。


でも、もう私も大和も大人になった。


< 20 / 24 >

この作品をシェア

pagetop