君の瞳に囚われて(加筆・修正しながら更新中)


何処を探しても姿を見せないオリビアに、焦りを感じたのは数時間前───

本来なら、そろそろ陛下と共に祭壇の方へと移動する時間になっても見つけることが出来ないでいた俺。

他の騎士達は持ち場から離れる事が出来ないから、只管一人で駆けずり回る。

それぞれの持ち場の騎士達に聞いてみたが、やはり今日は朝から姿を見ていないと言う・・・


---ヤバイ・・王子に殺される!


身の危険を感じながら≪祈りの儀式≫までの時間をオリビア探しに費やして、やっと姿を確認出来たのは儀式の始まる10分前だった。


「あら、ヴァイス様。今日は、宜しくお願い致しますわね」


急に目の前に現れたオリビアに頬を引き攣らせながら一応、挨拶をする。


---この女、何処から出てきたんだ!?


この奥は行き止まりの筈。

ドレスで着飾ったオリビアは、俺の横を通り過ぎると星祭りが行われる来賓席の方へ歩いて行った。

一応、オリビアが現れた奥の通路も確認したがおかしな所は何も無く、そろそろ始まる≪祈りの儀式≫の祭壇へと俺も急いで向かった。

< 299 / 393 >

この作品をシェア

pagetop