君の瞳に囚われて(加筆・修正しながら更新中)





「お前の様子が変だった時なんて、あの時しかなかったっ!」



そう言ってフローラを見て指差し



「この子だろ!焼き菓子の女っっ!!!」




絶っ対、間違いないっ!と言い切るヴァイスに




---そう言えば、そんな呼ばれ方をしていたな・・・



と思い出していた





自分が、そんな名前で呼ばれているなんて思っていないフローラが



「焼き菓子の女ってなに?」



疑問を口にした




「あー・・・あれだ・・・フローラに土産で貰ったやつ」




「お土産?・・・ロックが気に入って食べてた?」




フローラに頷くと




「・・・私って、そんな呼ばれ方してたの!?」





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