いつもの指定席
隣のキミ



どこか懐かしい春の匂いと
激しい桜吹雪の中




私は長い長い階段を
降りていく



長い長い階段。



そこは長い長い階段を降りて、
更に長い桜の木のすぐそばにある。



私は去年のことを思い出していた。



それは桜のように早く




桜と共に散っていった恋だった。




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