俺様なキミに100%♡
「ねぇ。佐々岡くん」
「あ?」
「どこ行くんですか?」
「んー?いろいろじゃね?」
決めてないんですね。
マイペースすぎるっ!
「どこ行きたい?」
「え?あたしは…………
うーんとえーと………」
悩んで悩んで出した答えは
「映画とかは……?」
「映画かー。んじゃいくぞ」
「うん!」
楽しいなぁ………。
「何見るの?」
佐々岡くんが公開中の映画看板を見る。
「佐々岡くんどんなの見るの?」
「オレは、アクション物とか
ドラマの映画化されたものとか見るけど?」
「へぇー。じゃあ、あのドラマ見たことある?」
「あー。見てた。おもしれーよな?」
「うん!見よ?」
「あぁ。」
そう言って、あたしたちは、映画館に入った。
───────。
『犯人はあなたじゃないですか?』
『違うっ!お…おれは犯人なんかじゃねーよ!』
笑いも恋も入ったサスペンス謎解き映画
見ています。
このあとどうなっちゃうのかな?
わぁ!!殺されたぁ…………(。。;)
「お前、すべて顔に出しすぎ」
くくくっと佐々岡くんが笑っていた。
映画中だから小声でしゃべっています。
「え?うそ!」
あたしが顔を隠す。
「ばーか」
もー。佐々岡くんはSすぎるんだって
あたしは、さりげなく隣にあった
ジュースを飲んだ。
あれ…?あたしが頼んだのは、
オレンジジュースだったのに!!
いつのまにかコーラに変わってる。
「おい。それオレの。
お前の手前のほう」
……………へ?