~secret garden of flowers~
≪エンシェント・ドラゴン≫
この大陸に生息する生物の中で最古の歴史を持つ者。
馬の代わりに使われている翼竜に比べて遥かに大きく、最も神に近い存在として知られている。
「何処で見たの?」
エンシェント・ドラゴンなんて何匹もいる訳ではないから、きっとロックを襲っていたドラゴンに違いない。
<≪神の森≫だ>
「やっぱり・・・」
<知っているのか?>
「うん。この間、エンシェント・ドラゴンに襲われていた男の子を助けたの」
<随分と無謀な人間がいるんだな・・>
「一応、注意はしておいたから、もう手は出さないと思うんだけどね」
それにしても・・・滅多に姿を現さないエンシェント・ドラゴンが何をしているのか気になった。
<一度、怖い目にあっているのならば二度と手を出そうとは思うまい。死にたいのならば別だがな>
シエルは天を仰いで鼻をヒクヒクさせた。
<今日の入り口はこっちだ>
そう言って、右の方へ歩き出した。