ベッドから始まる恋。
「じゃあ、そんなお客さんにだけオマケ」
「…?」
そしてそう言っては一度戻り、カウンターの中で何かをしてはこちらへ戻ってくる。
「はい、どうぞ」
差し出されたカップの中には、泡の中に描かれた可愛いウサギのラテアート。
「わ…かわいー!お兄さんこんなの出来るの〜?」
「趣味程度だから普段はあんまりやらないけどね」
「すごーい…霞、ラッキーじゃん」
「…別に。どうせ飲んじゃうものだし」
「えー!?霞ちゃん冷たいー!あっ飲む前に写メ撮らせて!」
「……」
素っ気なく言いながらもチラ、とそちらを見れば、こんな態度をする私にも彼は相変わらずの笑顔。