ベッドから始まる恋。



「じゃあ、そんなお客さんにだけオマケ」

「…?」



そしてそう言っては一度戻り、カウンターの中で何かをしてはこちらへ戻ってくる。



「はい、どうぞ」



差し出されたカップの中には、泡の中に描かれた可愛いウサギのラテアート。



「わ…かわいー!お兄さんこんなの出来るの〜?」

「趣味程度だから普段はあんまりやらないけどね」

「すごーい…霞、ラッキーじゃん」

「…別に。どうせ飲んじゃうものだし」

「えー!?霞ちゃん冷たいー!あっ飲む前に写メ撮らせて!」

「……」



素っ気なく言いながらもチラ、とそちらを見れば、こんな態度をする私にも彼は相変わらずの笑顔。


< 11 / 211 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop