『武士ドルが斬る!?』
〈後編〉
どこに行っていたのかフラリと部屋に入ってきたママはお膳をひとまず配り並べ始めた。
「これでみんな揃ったわね………。」
「じゃあ……私……!
戸塚教授達呼んでくるね!」
最後のお膳を並び終えたママはひとまず部屋をでていくのと同時に入れ替わりで帰蝶が部屋の中に入ってきた。
「――藤吉郎殿の配下の武将達にしてはずいぶんコソコソと動かれるのですね!
どんな知り合いですか?」
厳しい眼差しで藤吉郎を睨んだ帰蝶に言葉を詰まらせた。
「そりゃあ……!!
いつ討ち死にされてもおかしくない立場に自分もいるんですから…………!!
帰蝶殿は相変わらず手厳しいですね!!」
藤吉郎殿の言葉に突然『オホホ‥。』と笑い飛ばした。
「なぜ‥‥‥!!
市に関わろうとするっ!!!」
杯に酒をついだ殿は手足をきっちりと縛られた状況の藤吉郎の前に差し出した。
その様子に藤吉郎は…私に助け舟を求めるように目で訴えてきた。
「生駒のねえ様に助けを求めても答えにはなりませぬよ!!」
濃姫も横に控えつつ手厳しい言葉を放った。