【完】うしろの席のオオカミさん
こうやって制服を着て学校に行くのも後何回だろう。
少し曲がっている赤いスカーフを手で直しながら階段をゆっくり降りる。
二年生の時なんて部活に所属していなかったわたしは冬休み中はお昼近くまで寝ていたことが多かった。
今日から冬休み。
今年ももう少しで終わろうとしていた。
「お姉ちゃんがわたしより早く起きてるなんてめずらしい」
リビングに入ると頬杖をついてぼーっとするお姉ちゃんがまず目に入った。
机の上には朝ご飯がもう並べられている。