神様が泣いたあと
並べられた机には誰1人座っていない。
そのまま足を進めてみると、奥にある本棚からなにやら物音がする。
突然
ドサドサッ───
という大きな音がしたので慌ててその場に近寄ると、本に埋もれて尻餅をついている原田さんがいた。
「いったぁ……」
「大丈夫?!」
「わっ!!榎本君?!どうしたの?!」
原田さんは尻餅をついたまま目をまるくしてこちらを見ている。
「どうしたのって、それはこっちのセリフ」
「あー…だよね。ちょっと本の整理してたら本棚に手届かなくて……」
原田さんは辺りに散らばった本をみながら苦笑いをした。