【続】隣の家の四兄弟


「あ、やっと帰ってきたー……って、誰! その美人な外人サン!」
「Wao! かわいい子!」


聖二に絡みつく腕を後ろから見ながら3人で家に戻ると、孝四郎くんが当然の反応をみせる。


「髪さらさらー目がくりくり! この子、ダレ?」


アキラは目尻を下げながら、まるで小さい子扱いするように孝四郎くんの頭を撫でて聖二に聞く。


わー……。そんな扱いを孝四郎くんにするなんて……! 怖いもの知らず……。
まぁ確かに、その容姿はつい見惚れてしまうのはわかるけど。


「……4番目の弟」
「えっ」
「アキラ?!」


聖二の答えに驚いたアキラの言葉に被せて、奥から来たチハルが驚いた顔をしてる。


「Hi! チハルのとこ向かってたら偶然会ったのよ! なによーチハル。自分だけ先にこんな楽しい思いして」
「……今日改めてゆっくり連絡しようと思ってたんだよ」
「ふーん」


なにか疑ってるようにアキラがチハルを見ていると、孝四郎くんが少し苛立ったように膨れてもう一度言う。


「ね・え! この人、誰なの」
「あーごめん。ぼくのー……あれ。なんていうんだっけ?」
「“妹”よ! チハルは相変わらずね」
「仕方ないデショ。イタリア生活の方が断然長いんだから」


玄関先でぎゃーぎゃーやってるうちに、聖二が避けるようにして先に家に入った。


わぁ。なんか、チハルも結構喋る方だと思ってたけど、アキラの方が日本語上手だからかチハルの倍、賑やかな感じ。

この兄妹、仲良いんだなぁ。


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