アラサー女子
部屋に戻ると、大倉さんはうなされながら寝ていた。頭の上に置いたタオルを取って、冷えピタに変えた。脇に挟んだ氷が溶けていたので、取り替えたら、少しはうなされている感じもよくなったように思えた。

頭上に置いたタオルを変えようとしたら、大倉さんが目を開けた。

『うぅん?元山?』

『目覚めましたか?』

私は、机の上に置いていたスポーツ飲料水を渡した。

『ありがとう』

私は、家にいることを話した。

『本当に、元山と残業していたことしか覚えてないよ』

『急に私の視界から消えたから、ビックリしました』

大倉さんが汗をかいたので服を着替えを手伝った。
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