アラサー女子
と、いう夢だった。

最近、何度も同じ夢を見ている。

毎回、同じところで目が覚めて、良かったような残念だったような中途半端な気持ちになる。


そんな気持ちなので、たまにぼっーと大倉さんの顔を知らないうちに見てしまっていた。

『なんだ?』

『なにもないです』


この会話も何回目だろう。

毎回、大倉さんん家に行った日でも、次の日になるといつも変わらないので、この人本当なのかと疑ってしまう。

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