ミリオンラバー
気配に気づいたのか、小暮が柚羽の方を向いた。

わっ目があった!

このチャンスを逃すまいと柚羽は思いっきり手を振った。

無視されるだろうなと思っていたが、小暮は目を丸くして柚羽を見ていた。

わあ!こっち見てる!

柚羽は嬉しくなり、さらに大きく手を振った。

そして

「危ない!!」

え?危ない?何が?

と思った所で柚羽の意識は途切れた。



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