姫はワケあり黒猫様




「ちょっと行ってくる~」



優は鍵を持ちながらそのままドアに向かって歩いて行った。



私もその後を追おうと立ち上がると、玲にガシッと腕を掴まれて立ち上がる途中で止まった。







「ーーーー」















引き寄せられて耳元で言われた言葉に、













どうしようもなく悲しい気持ちになった。














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