姫はワケあり黒猫様
そのまませーちゃんに家に送ってもらっておとなしく過ごした。
只々ベッドに寝転がるだけ。
ボーッとしてた頭を働かせたら、電源をオフにしていたケータイを思い出して慌てて電源を入れた。
……嫌な予感がする。
にゃんにゃがにゃんにゃんにゃー…
……
にゃんにゃがにゃんにゃん、助けてくれ。
携帯に表示された
着信:89件
新着メール:125件
『……こわぁーい』
こえぇよ。マジでこえぇよ。
さぁっと血の気が引くのを感じたが、にゃんにゃがにゃんにゃんにゃー…とフザけた(←)着音が鳴り響き、引くと同時に逆流するのを感じた。
……出るしかないよ!那琉さんよ!
頬をぺチンと叩いてから通話ボタンを押す。
『……は「お前今何時だと思ってんだよ」
『……え?』
チラっと時計を見ると目が点になった。
『……はは。
13:59ですね!』
「馬鹿が」
馬鹿って言うな!どうせならにゃんにゃにゃがにゃんにゃんの猫がよかったわ!
『もう1日たってるのかぁ』
「……今日はもういいが、明日は必ず倉庫に来いよ」
『了解です!
寝るので切ります!では!』
「あ、お…」
ブチッと無理矢理切って息を吐く。
やっぱり、作りは疲れるかな。
悲しい時に明るい声なんて、出すの難しいよ。
目を閉じてまたベッドに寝そべる。
そして密かに1人で決意をした。
夏休みは、ーー費やすと…………