SKYBlue
「うっ…」
顔に鈍い痛みがある。
「ともかちゃん!」
蓮一くんの声が聞こえる。
「ともかちゃん?大丈夫?」
蓮一くんが優しい起こしてくれた。
「ごめんね?俺が…」
申し訳なさそうな顔で謝っている。
「ううん!大丈夫!」
「でも…」
ここは私の部屋みたい。
蓮一くんと2人。
「あのさ、俺のせいで顔に…」
「?」
とても言いにくそう。
「みんなは?」
「み、みんなは他の部屋にいる。」
「鏡かしてくれる?」
「えっ?…」
蓮一くんはテーブルに置いてある鏡をとってくれた。
鏡をみると、大きなガーゼが右の頬に貼られていた。
「おおげさだね!」
蓮一くんに向けて笑ってみせた。