SKYBlue
「でも、かすり傷出来てるんだ…」
「大丈夫!」
「本気でごめん!」
「大丈夫だから!気にしないで!」
蓮一くんは笑顔にならない。
コンコンっ
ドアをノックする音が聞こえた。
「はい」
「俺だけど、はいっていいかな?」
「どうぞ」
壮太くんが入ってきた。
「大丈夫か?」
「うん!」
壮太くんがベッドの端に座った。
「おい!壮太!座るな!」
「うるさい、蓮一。お前がケガさせたんだろ?」
「…。」
黙り込む蓮一くん。
「私は大丈夫だから!それによけれなかった私が悪いし!」
壮太くんが私をジッと私をみつめる。
その目に吸い込まれそうになる。