SKYBlue



壮太くんは机に伏せて寝てしまった。

しかも、私の制服の裾を掴んで。

それを見て隆平は呆れたらしい。

そして壮太くんを起こした。


「おい!起きろ!」

「う?」

「お前、人気があるからって、ともかに手出していいわけねぇだろ?」

「…」

「気安くともかに触るな」

私の袖を掴んでいた手をはらいのける。

壮太くんはフッと鼻で笑う。

隆平は呆れて物も言えない感じだった。


「ちょっといいかな?」


そこに現れたのはロンだった。


「ともか、ちょっといいかな?」

「うん…」


私はロンのところに行った。

そしてロンの後ろをついて行った。


連れていかれたのは体育館だった。



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