SKYBlue



コンコンっ!

ドアをノックする音が聞こえた。


「どうぞ〜」


ドアが開いた。

そこにはロンがいた。


「メイドから聞いたよ?叔父様と叔母様が帰ってくるんだってな?」

「そうなの!ロンも楽しみでしょ?」

「そうだな〜」

「何ヶ月ぶりかしら…」


私は考えた。


「えっと…6ヶ月ぶりくらい?」

「ともか?」

「なに?」

「俺さ…ともかの事が好きなんだ」


いきなりの告白。


「え?」

「キスしたとき、ともかは泣いただろ?」

「うん…」

「理由はなんだ?」

「それが…私にもはっきり分からないの…」

「もしかして、好きな人でも?」

「う〜ん…いないとも言えないかな?」

「そっか…。ごめんな?キスして」

「うん…」


ロンは優しい。


< 42 / 45 >

この作品をシェア

pagetop