キライ、キライ、ダイキライ。




「まぁ前振りはこんなかんじでよしとして…」


そろそろ頭がくらくらしてきたあたしは机に突っ伏した。


あー…気持ち悪い……


「よーし、入ってこーい。」


「「きゃぁぁーーーーっっ!!」」


先生の声の後に聞こえてきた女の子達のものすごい声。


あたしは驚いて顔を上げた。


そして視界に入ってきたのは…


「オ…ト…コ……」


見たことのない男子。


気持ち悪さMAX


なんていうか…


教室に1人男が増えただけで教室の中の酸素が二酸化炭素に変わった感じ。


机に体を預けてギュッと目を瞑る。


新鮮な酸素がほしい…


深呼吸してみるとほんの少しだけ楽になった気がした。



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